主に大正期に活躍した人気作家の田村俊子(1884~1945年)がこんな俳句を残している。「両国という 角力(すもう)恋して 春残し」「両国を 思えばうつら うつらかな」。1914(大正3)年に大相撲夏場所で、史上初めて新入幕での優勝を果たした両国(大仙市出身)を詠んだ
▼24日に幕を閉じた春場所で尊富士関が、それ以来110年ぶりとなる新入幕優勝を飾ったことで、両国にも注目が集まった。速い攻めが持ち味で、筋肉質の美男力士。女性ファンも多かったという(小池謙一編「大相撲鬼才人物烈伝」)▼現在は2018年に元関脇の豪風(北秋田市出身、現押尾川親方)が十両に陥落して以降、幕内力士はゼロ。寂しい限りだ ▼それでも春場所では幕下優勝の経験もある序二段の龍王(井川町出身)が、優勝決定戦で敗れたものの、7戦全勝の好成績を収めた。共に18歳の加藤(大仙市出身)と錦桜(湯沢市出身)は序ノ口で、初めてしこ名を番付に載せた ▼大相撲は出身地が番付に掲載され、取組前には館内放送もされる。高校野球と同じように郷土愛が大いに刺激される。110年前、古里に新入幕優勝という快挙を達成した力士がいたことも力にしてほしい。一日も早く郷土力士が幕内で活躍する姿を見たい。
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