上履きや教科書を隠されたり、休み時間の校庭でゴール前に立たされて、蹴ったボールをぶつけられたり…。当時について副島は「みんなと仲良くなりたいんで積極的に話しに行ってたんですけど無視というのがずっと続いて。全く原因がわからなくて、自分自身でも疲弊してしまった」と転校した初期を回顧。
すると「向こうから攻撃してくるようになって“お前の肌は黒いから汚い”とか“髪の毛がくるくるで虫とかが入ってそう”って、見た目の違いのことをすごく言われた」といい、そのような状況から「自分自身も周りの言葉を受け止めてしまって、そこから一気に自分が嫌いになった。この姿形で生まれた自分を呪ってしまった」とつらい過去を振り返った。 そんな副島に対し、ある日エアガンを持ったいじめっ子たちが自宅まで押しかけてくれる事件があった。これに「家も休まる場所じゃなくなっちゃったなって思って。じゃあもう死ぬしかないっていう究極なところまで気持ちがいってしまった」と追い詰められ、自ら命を絶とうとしたが「自分の住んでいる団地の屋上まで行ったんですけど、怖くて足も震えてしまった」と話す。
踏み止まった副島に対し母親は「“お前がみんなから興味持たれてるということで、特別な存在なんだ。今自分の容姿が嫌いかもしれないけど絶対によかったって思うときがくる”」と声をかけたそうで、「母なりの励まし方。ネガティブのふちまで行かなくて済んだ」と当時はすべて受け入れることのできなかった母の言葉を思い返し感謝していた。
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