PLフィルターは、曇りの日の白くぼんやりした空も青く鮮やかに見せてくれるなどの効果をもっていますので、紅葉と空のコントラストがより強調されます。PLフィルターを装着して、太陽光が入る角度を変えてみるなどの『フィルターワーク』を試してみるのがいいでしょう」(水野さん)
「ただし、PLフィルターは逆光や太陽光が真後ろから差している場合は効果がありません。太陽光が当たる方向は、横か少し前か少し後ろ。偏光効果が効きすぎると“ギラギラ”したどぎつい感じの写真になってしまいます。 PLフィルター装着時は1.0〜1.5絞りほど暗くなるので、シャッター速度やF値、ISO感度などを加減して、装着前と同じ明るさになるよう調整しましょう。角度を変えるなどいろいろ試してみて、PLフィルターを使ったときの『いい感覚』を身に付けてください」(水野さん)「紅葉を撮影する際に、それほどホワイトバランスを意識する必要はありません。朝日や夕日の光景や曇りの日の撮影の際に、白を強調しようとし過ぎると、かえって雰囲気を損ねた不自然な写真になってしまう可能性があります。むしろ意識してほしいのは、紅葉越しの透過光がつくる『光条』です」(水野さん)
「紅葉は葉がもつ葉緑素が失われることで生じる作用で、葉緑素が失われた葉は新緑の時季より太陽光が透過しやすくなっています。紅葉を『外』から撮るのではなく、枝を広げた『内』に入って、積極的に逆光に挑んでみてください。光条は必ず液晶モニターで確認しましょう。太陽をレンズ越しに光学ファインダーで直視すると、眼にダメージを受けてしまいます。画面で確認しながらカメラを少しずつ動かしてみて、より美しい光条をとらえてください。
画素のノイズが少無い
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