円151円台後半、米雇用増で一時152円に迫る－指標や介入警戒で上下動

３日は151円44銭を高値に、一時151円95銭と３月27日に付けた約34年ぶり安値（151円97銭）に接近したが２カ月連続で低下したことから横ばい圏まで戻して終えた。パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長は講演で、改めて利下げに慎重な姿勢を示した。金利スワップ市場における６月の利下げ確率や年内の利下げ回数に大きな変化はなく、ドル・円相場は金利の動きに連れて上下動した。 週末の雇用統計や来週の消費者物価指数（ＣＰＩ）など、米国の金融政策を占う重要指標が強い結果になるとの見方からドルの先高観は根強い。一方、円は152円の節目を前に介入警戒感が下値を支える状況が続いている。きょうは日本銀行の支店長会議が開催され、地域経済報告（さくらリポート）が公表される。定性的なヒアリング情報も重視する植田和男総裁から、追加利上げに前向きな発言が出てくると円は買われやすい。【要人発言】10月に0.

３日は151円44銭を高値に、一時151円95銭と３月27日に付けた約34年ぶり安値（151円97銭）に接近したが２カ月連続で低下したことから横ばい圏まで戻して終えた。パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長は講演で、改めて利下げに慎重な姿勢を示した。金利スワップ市場における６月の利下げ確率や年内の利下げ回数に大きな変化はなく、ドル・円相場は金利の動きに連れて上下動した。 週末の雇用統計や来週の消費者物価指数（ＣＰＩ）など、米国の金融政策を占う重要指標が強い結果になるとの見方からドルの先高観は根強い。一方、円は152円の節目を前に介入警戒感が下値を支える状況が続いている。きょうは日本銀行の支店長会議が開催され、地域経済報告（さくらリポート）が公表される。定性的なヒアリング情報も重視する植田和男総裁から、追加利上げに前向きな発言が出てくると円は買われやすい。【要人発言】10月に0.25％までの利上げと国債買い入れ減額も－桜井氏

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