円が対ドル34年ぶり安値更新、投資家心理改善が重し-一時154円85銭

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23日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=154円台後半で推移。海外時間では株高を受けた投資家心理の改善や市場のボラティリティー低下を受けた円売りが優勢となり、一時154円85銭と約34年ぶりの安値を付けた。心理的節目である155円を超えて円安が進んだ場合の介入リスクが意識される中、円はじり安が続きそうだ。

22日のブルームバーグ・ドル指数はほぼ横ばい。G10通貨内では先週末に逃避需要により上昇する場面が見られたスイスフランや円が売られた一方、リスク感応度の高いニュージーランドドルやオーストラリアドルが買われた。米国株は上昇し、「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が低下、市場全体で投資家心理が改善した。 東京市場では投資家心理改善に伴う円売り圧力が続く公算がある。一方で、心理的節目の155円が目前となり、オプションに絡んだ円買いや介入警戒感が下支えするとみられる。鈴木俊一財務相や神田真人財務官から円安に対するけん制発言の有無やそのトーンが強まるかが注目される。【米国市況】S&P500種は反発、ハイテク決算に期待-一時154円85銭(5月13日から為替市況は内容を拡充して配信します。午前の市場別動向に加え、午後からは株式・債券動向を追加した【日本市況】として国内の主要市場の動向を横断的に配信する予定です。ご不明な点やご質問等がある場合はihazama@bloomberg.

22日のブルームバーグ・ドル指数はほぼ横ばい。G10通貨内では先週末に逃避需要により上昇する場面が見られたスイスフランや円が売られた一方、リスク感応度の高いニュージーランドドルやオーストラリアドルが買われた。米国株は上昇し、「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が低下、市場全体で投資家心理が改善した。 東京市場では投資家心理改善に伴う円売り圧力が続く公算がある。一方で、心理的節目の155円が目前となり、オプションに絡んだ円買いや介入警戒感が下支えするとみられる。鈴木俊一財務相や神田真人財務官から円安に対するけん制発言の有無やそのトーンが強まるかが注目される。【米国市況】S&P500種は反発、ハイテク決算に期待-一時154円85銭(5月13日から為替市況は内容を拡充して配信します。午前の市場別動向に加え、午後からは株式・債券動向を追加した【日本市況】として国内の主要市場の動向を横断的に配信する予定です。ご不明な点やご質問等がある場合はihazama@bloomberg.netまでご連絡ください)

 

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