年ぶり3度目の優勝を狙う青学大は大会前日の4日、名古屋市内で最終調整を行った。昨年、青学大を卒業して岡山大歯学部に編入し、今大会では日本学連選抜の一員としてエース区間の7区(17・6キロ)に出場する24歳の石鍋颯一(3年)も特別参加した。
青学大時代、学生3大駅伝に一度も出場できなかったが、文武両道で努力を重ね、岡山大で伊勢路を駆けることになった「石鍋先輩」に青学大の選手たちは大きな刺激を受けている。2学年下の佐藤一世(4年)は「最初、石鍋さんが全日本大学駅伝に出場すると聞いた時、びっくりしました。石鍋さんはとても頭がいいし、頼りになる先輩でした。同じ大会に一緒に出られることはうれしい。自分も、もっと頑張らなければいけない、と思いました」と表情を引き締めて話した。約2年ぶりに後輩たちと一緒に練習した石鍋は「やっぱり、うれしいですよ」と笑顔を見せた。 今大会の注目選手のひとりとなる石鍋は2018年に神奈川・鎌倉学園高から一般受験で青学大社会情報学部に合格し、陸上競技部の門をたたいた。2年時には5000メートルで14分8秒79(公認記録)、1万メートルでは29分15秒0(非公認記録)の自己ベストをマークしたが、選手層が分厚い青学大では4年間、学生3大駅伝の出番はなかった。4年時の夏からマネジャーに転身し、裏方としてチームを支えた。
卒業後の進路として歯学部への進学を決断。横浜市都筑区の「いしなべ歯科クリニック」で院長を務める父・聡さん(60)の後を継いで歯科医となるためだ。猛勉強の末、岡山大歯学部の編入試験に合格。昨年3月、青学大を卒業し、同年4月に岡山大で6年制の歯学部2年生に編入した。同時に大物ルーキーとして陸上競技部に入部。限られた時間で練習に励み、伊勢路にたどり着いた。父・聡さんは「これぞ敗者(歯医者)復活です」と文字通り“おやじギャグ”で息子にエールを送る。 「岡山大の歯学部の先生をはじめ、チームメートにも『敗者(歯医者)復活』と言ってもらえるようになりました」と石鍋は苦笑いしながら話す。青学大時代には、かなわなかった学生3大駅伝デビュー戦に向けて「7区は強い選手ばかりですけど、その中で自分の走りをしたい。1キロ3分4~5秒のペースをしっかり刻んで区間14位か15位を目標に頑張ります」と落ち着いた表情で話した。大会ルールでは10月11日に選手16人を登録。その中から11月2日正午までに1~8区の選手と補欠5人の計13人を登録。レース当日の午前6時30分まで区間登録選手と補欠登録選手を3人以内、交代できる。▽4区(11・8キロ)小原響(4年)
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