震災から10年の節目に、元楽天の横山貴明さん(29)は現役引退を決めた。「毎日、石炭まみれです。溶接したり鉄板を切ったり。昨日までフォークリフトの講習を受けてました」。福島・伊達市の自宅から片道1時間強かけて海沿いの南相馬市へ通う。職場は球場から火力発電所に、ユニホームは作業着に変わった。
楽天時代、予告先発で名前が出ると、ばらばらになっていた町の人々が応援に集った。「球場で久々に会う、てことが結構あったらしくて。よかったなあと。そんな機会をもっと増やしたかったけど、厳しかったですね。プロの世界は」。 昨季、四国ILの防御率1・16はリーグ2位の成績。1位は聖光学院の2つ後輩でもある歳内で、NPB復帰を果たした。「歳内は奪三振が多かった。三振取れるのはでかいですよね。1位と2位だけど差があるのかなと」。状態が良くても契約に至らない。「そろそろか」。潮時が見えた。 10年間、シーズンを通して投げ切れたことは1度もない。「うまくいかないことばっかりで。常にもがいてた感じはします」。恩師は背中を押してくれた。聖光学院の斎藤智也監督は「やれるとこまでやったらいい」と見守ってくれた。
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