リナレスは王者ザウル・アブドゥラエフ(ロシア)との対戦で、12回2分28秒、TKO負けを喫したが、帝拳ジムが入手したスコアカードによると、ジャッジ3人のうち2人が、11回まではリナレスが勝っていると判断していたことが判明した。
リナレスは、キレのあるジャブからのボディーやコンビネーションで序盤、試合をリード。ガードを固めて強振してくるアブドゥラエフを倒すことができなかったが、確実にポイントを稼いでいた。11回終了時点で、ジャッジのオレナ・ポビワエリョ氏は103―106とアブドゥラエフを支持も、残る2人のジャッジ、ニコラス・ヒダルゴ氏が107―102、イラクリイ・マラゾニア氏が106―103と、リナレスが勝っていたと判断していた。ヒダルゴ氏の採点では、7ラウンド目までリナレスが70―63とリードし、8~10回と王者が優位としたものの、11回はリナレスが反撃したとジャッジ。マラゾニア氏も7回までリナレスのフルマークで、8回以降はアブドゥラエフにつけていた。
最終回、左フックの打ち合いで受けたカウンターでリナレスがダウン。立ち上がった後に再び左フックで倒された。さらに立ち上がったリナレスに、王者がパンチをまとめたところでレフェリーが試合を止めたのだが、仮に最初のダウン後、リナレスが耐えてしのいでいたら、この回は2点減点のみにとどまることが濃厚で、判定に持ち込まれた結果は、リナレスが2―1で勝っていたことになる。
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ソース: sportsnavi - 🏆 72. / 53 続きを読む »