債券価値が世界で急減、どんなリスクがある?

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世界の債券価値が急減しています。今年1~6月の減少額は17兆ドル(2300兆円)となりました。債券の価値が急減すると、どんなリスクがあるのでしょうか。7月19日、日本経済新聞朝刊のポイントをお届けします。 朝刊1面を読もう

世界的に広がるインフレを懸念して、アメリカや欧州などの国々は金融引き締めに踏み切っています。その結果、世界で債券の利回りが急上昇し、利回りと反対に動く債券価格が急落しています。今年1~6月の減少額は2300兆円で、6カ月の期間では遡れる1990年代以降で最大となりました。

債券価値の急減は、財政に懸念を抱える南欧や新興国に悪影響をもたらします。イタリアの10年債の落札利回りは8年ぶりの高水準にまで上昇。新興国では金融システムへの不安がくすぶります。政府は国債の買い手として自国の銀行に依存する傾向が強く、国債の価格が下がると銀行の自己資本も減少してしまう「破滅のループ」が警戒されます。 各国はこの20年あまり、低金利の政策を続け、債務に頼って成長を底上げしてきました。ただインフレでその前提は崩れています。世界の債券利回りが平均1%上昇すると、借り換えなどを通じ長期には1.25兆ドルもの利払いの負担が増加してしまいます。債務依存のツケが世界経済の重荷になりかねないリスクがあります。

 

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やばくない?日本は新興国(後進国)の部類だよ、ね?

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