値上げでも客が離れない主要企業の動向総ざらい | インフレの時代

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値上げの波が押し寄せてきています。編集部が各業界の担当記者に聞き取りをしたところ、一部の業界や企業は、値上げでも客は離れていない一方、業績が落ち込む企業もあるなど、まだら模様であることがわかりました。外食、食品、電力、住宅、日用品等の動向を総ざらいします。

日本マクドナルドホールディングス

は、今年3月14日、一部品目で店頭価格(税込み)を10~20円値上げした(※注:「ビッグマック」、「マックフライポテト」、「ハッピーセット」など全体の約8割の品目については変更なし)。値上げ翌月の4月の既存店の客数は、前年同月比3.9%増加。5月も同4.8%増と悪影響は出ていない。客単価に関しても4月は前年同月比7.1%増、5月は同0.3%増と好調に推移している。は「吉野家」で昨年10月、牛丼並盛を税込み387円から426円に改定するなど値上げした。それでも翌月以降の既存店売上高は前年同月比8.7%増、7.4%増、4.0%増、6.1%増、11.9%増、11.6%増、9.8%増と順調にきている。昨年コロナ禍で落ち込んだところから反動で増加したという事情もあるが、価格改定もプラスに作用している。が展開する「すき家」も、昨年12月、牛丼並盛を税込み350円から400円に改定するなど値上げしたが、翌1月以降の既存店売上高は前年同月比10.9%増、11.4%増、11.4%増、8.3%増、6.

牛肉は価格上昇が著しく、牛丼チェーンは早くから対応を迫られていた。日本は牛肉の輸入をオーストラリアとアメリカにそれぞれ4割超依存している。オーストラリアは2018年に起きた大規模な干ばつで牧草が枯れて餌がなくなった影響で、牛肉の対外輸出は本格的な回復に至っていない。アメリカも景気回復による人手不足で、肉の処理場や港湾での労働者確保が難しく、供給面で制約がある。 加えて需要面でも中国に買い負けているという事情がある。バラ肉などの特定部位ばかりを求める日本に対し、中国は部位にこだわらず1頭買いするため、中国向けが優先されている。エサとなる飼料価格も高騰しているため、当面牛肉価格は高値で推移するだろうが、今のところ牛丼チェーンは値上げによってある程度対応できている状況だ。

 

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値上がりどころか商材がない? 干魃でコメ不足? 小麦のスポット価格? タイ米買い負け?

単純に錯覚だと思う。コロナ打撃が徐々に快復したとは言えそもそも可処分所得が圧迫され続けている年間所得中央値以下の世帯はこれから更に厳しい。打開するにはベースアップは不可避。要するに物価も上がるけど給与も上がれば問題ない訳ですがベアの方は難しい現実がある。

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