カブスの今永昇太投手（３０）が１日（日本時間２日）、メジャーデビュー戦で鮮烈な初勝利を挙げた。シカゴでのロッキーズ戦に先発登板し、６回２死までノーヒットで、２安打無失点、９奪三振の快投。本拠地リグレーフィールドはスタンディングオベーションに包まれた。チームは５―０で勝った。
大都市シカゴの本拠地開幕戦を熱狂させた。伸びのある速球は内外角に制球され、スプリットとスライダーに相手打者のバットは次々と空を切った。初登板とは思えない落ち着きと、闘志あふれる投球。６回にブラックモンに中前打を許したが、後続を速球で空振り三振に打ち取って雄たけびを上げると、スタンドは総立ちとなった。 今永はこの回に０―０で降板したが、その裏に味方打線が援護。ハップの左前打、鈴木誠也（２９）の右前打で１死一、二塁のチャンスとし、モレルがロッキーズ守備の２失策が重なって左前打で一気に生還する〝ランニングホームラン〟で３得点。今永に勝利投手の権利が舞い込んだ。今永は、ＤｅＮＡからポスティングシステムで、最大５年総額８０００万ドル（１１６億８０００万円＝契約時）の大型契約でカブス入り。オープン戦では４試合で２勝２敗だったが完璧に調整した。
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