信楽焼の海外販路拡大を後押ししようと、滋賀県甲賀市の岩永裕貴市長は、台湾の雑貨店経営者やバイヤーらを市役所に招き、トップセールスを行った。岩永市長は「信楽焼は約1200年の歴史がある。ぜひとも台湾でも取り扱ってほしい」とアピール。窯元を見学したバイヤーらからは「職人が信念、理念を込めて作っていることが分かった」といった声が上がっていた。
市は平成27年度から、信楽焼の販路開拓支援の一環として、海外の展示会に出展する窯元の支援などに取り組んでおり、29年度からは日本貿易振興機構(ジェトロ)滋賀貿易情報センター(同県彦根市)の協力を得て、海外のバイヤーらを招く事業を展開している。岩永市長は市役所を訪れたバイヤーらに皿や湯飲みを紹介してPR。バイヤーらからは「値段が高く感じる。『酒だるの廃材を燃料にしている』など背景の物語を添える方がよい」「台湾には取っ手のないコップ(湯飲み)を使う習慣がない。売るには工夫が必要」などの意見が寄せられた。日本製品専門のネット通販会社の蔡佩汝(ツァイ・アキ)最高経営責任者(CEO)は「台湾では有田焼がここ2~3年で有名になったが、信楽焼はあまり知られていない。(スカーレットの主演女優の)戸田恵梨香さんは台湾でもとても有名なので、スカーレットの放送は効果があるのではないか」と話していた。
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