快音が響いた瞬間、甲子園が揺れた。三回、1死満塁で阪神の佐藤輝が放った打球は一直線に中堅右寄りのスタンドへ。自慢のパワーがさく裂した。ダイヤモンドをゆっくり一周しながら大きく右腕を突き上げ、「完璧な当たりだったと思う」。先制の強烈な一発に胸を張った。
チームを担う主砲として、プロ入り以来、期待を集めた。「自分が活躍してチームが勝つのが理想」。シーズン前には主軸としての自覚もうかがわせたが、理想通りにはいかなかった。2軍落ちも味わい、最低でも30本と目指していた本塁打はこれで19本目。不本意なシーズンだった。 それでもここにきて意地を見せている。優勝に向けて大事な8月に入ってからは調子を上げて、打点はチームトップの76に。勝負強さが目立っている。優勝マジックを減らすひりつく勝負の日々にも、「みんなが調子が良いので、それにしっかり乗っていけている」。落ち着いて前を向いている。 チームは今季最長に並ぶ10連勝で、優勝へのマジックは1まで減った。もうこの勢いは止められない。「相手を見るよりも自力でね。わかりやすいから」と岡田監督。目の前の試合を勝つ。そして決める。集中力は高まるばかりだ。
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