住友化学、米国の農薬関連事業を売却 負債の返済原資に

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住友化学は28日、収穫された果物や野菜などの処理に使われる農薬「ポストハーベスト」の製造・販売を手がける米傘下企業のペース・インターナショナルを同業の米アグロフレッシュ・ソリューションズに売却したと発表した。住友化学は石油化学事業などの不振で業績が悪化している。売却で資金を捻出し、負債の返済などにあてる。3月下旬に100%の株式譲渡を完了した。売却額は非公表としている。ペース社は農作物の収穫後

は28日、収穫された果物や野菜などの処理に使われる農薬「ポストハーベスト」の製造・販売を手がける米傘下企業のペース・インターナショナルを同業の米アグロフレッシュ・ソリューションズに売却したと発表した。住友化学は石油化学事業などの不振で業績が悪化している。売却で資金を捻出し、負債の返済などにあてる。

3月下旬に100%の株式譲渡を完了した。売却額は非公表としている。ペース社は農作物の収穫後に使われる殺菌剤や鮮度保持剤、つやを出すコーティング剤などを製造・販売している。住友化学のチリ子会社が中南米諸国で展開するポストハーベスト事業も合わせてアグロフレッシュ社へ売却した。 ポストハーベストの市場そのものは堅調に伸びており、今後、アグロフレッシュと製品や技術開発などで提携する方針。化学的に合成された物質などを有効成分とする一般的な化学農薬よりも環境への影響を制御しやすい微生物などを使った天然農薬の需要拡大を見込み、共同開発を進める。 北米・中南米以外のポストハーベスト事業の現状については「開示できない」(広報担当者)としている。住友化学は農薬メーカーとして日本最大手。作物の育成に使う一般的な農薬事業では食料需要の拡大を見込み、インドなどの新興国事業を強化している。

同社は石油化学事業などの不振で2024年3月期の連結最終損益で2450億円の赤字を見込む。短期的な収益改善策として、売上収益規模で約2700億円分にあたる約30件の事業で売却や撤退、縮小を25年3月期までの2年間で進める計画だ。

 

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