今回の訪問を終えるに当たり、所感を申し上げます。国際社会が緊迫の度を高め、歴史的な転換点を迎えている現在、私は昨年のG7広島サミットの成果を土台としつつ、各国と具体的な協力関係を築き上げるため、常に二つの点を意識し、首脳外交に当たってきました。
加えて、今般、インドネシアとタイが加盟に向けて動き出したことは画期的です。10年前、私が外務大臣を務めていた時代に、OECDと東南アジア各国との関係を深めるプログラムを立ち上げましたが、日本の努力がようやく成果を出しつつあることは感慨深いものがあります。 こうした観点も踏まえ、本日、日本の総理として10年ぶりとなる対中南米政策スピーチを行いました。この演説では、中南米諸国を、「人間の尊厳」が守られる世界に向けた「道のり」を共に歩む、かけがえのないパートナーと位置付けました。そして、その実現に当たり、多様な「道のり」を尊重しながら、日本と中南米が取り組むべき具体的な協力のビジョンを発信しました。 私にとって初めての訪問となったパラグアイも、競争力のある労働力や豊富な資源、良好な投資環境と高いポテンシャルを有しています。ペニャ大統領とは、今年で105周年を迎える両国の友好協力関係を確認しつつ、経済関係の強化などについて協議を行いました。また、台湾承認国であるパラグアイと東アジアを含む国際情勢についても率直な意見交換を行いました。南米各国における日本に対する信頼は日系人の方々がこれまで、その勤勉さをもってたゆまぬ努力を積み重ねてこられた証(あかし)です。この礎を将来につなげるためにも、今後3年間で中南米の日系社会との間で約1,000名の人的交流を行うことを発表しました。
そして最後に。このブラジルはでは今度G20サミットが開かれます。総理、昨年インドも行かれていましたが、そういうグローバル・サウスの代表国ですとか、国際社会で重要な役割を担う国がG20サミット参加してきますけれども、ルーラ大統領とも飢餓や貧困での協力を確認したとのお話でしたが、日本としてどういう役割をここで担っていきたいとお考えかお聞かせください。まず冒頭申し上げたとおり、今回の3か国訪問に当たりまして二つの点、これを意識したということを申し上げました。二つの点、すなわち、各国と共に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く姿勢を毅然と示し、その連携の輪を広げるということ、もう一つは、その際にそれぞれの国が抱える課題、あるいは事情に寄り添ってきめ細かく日本らしい協力対応を行う、この二つを意識し、今回多くの成果を上げることができたと考えています。
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