4月26日、日産自動車とアラインスを組む仏自動車メーカー、ルノーが発表した第1・四半期(2019年1─3月)決算は、海外販売が不振で4.8%の減収となった。ただ、通期業績目標は維持した。写真はストラスブールで1月撮影(2019年 ロイター/VINCENT KESSLER)売上高は、125億2700万ユーロ(139億5000万ドル)で、インフロント・データが集計した予想中央値の126億ユーロを若干下回った。為替変動などの影響を除外したベースでは、2.7%の減収だった。販売部門責任者のOlivier
Murguet氏は、1─3月に世界の自動車市場が7.2%縮小したことを挙げ「それに比べれば、ルノーは健闘した」とアナリストや記者に説明した。ルノーは、今後「クリオ」などの新モデル投入が販売を押し上げるとして、通期ガイダンスを据え置いた。通期では、売上高の増加、自動車部門のキャッシュフロー黒字、グループ営業利益率を6%近くと想定している。地域別の販売台数は、イランから撤退した影響で、アフリカ・中東・インドが31%減少。イランを除けば、世界販売台数は1.7%の減少にとどまったという。ルノーは、これまで横ばいと予想していた2019年の世界自動車市場を1.6%縮小に下方修正した。欧州市場については、英国の無秩序な欧州連合(EU)離脱を回避すれば、おおむね横ばいと予想した。デルボス最高財務責任者(CFO)は「アライアンスを不可逆的なものにしたい」とし「これはわれわれが日産と共同で進めていることで、それは変わっていない」と述べた。
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