マサチューセッツ大学マインドフルネスセンターの創設所長ジョン・カバットジン博士は、マインドフルネスを「瞬間、瞬間の体験に対して、いっさいの価値判断をしないで、意図的に注意を払うことによって実現される気づき」と定義しています。無意識の思考「マインドレスネス」は、ネガティブになりがち
日頃、とりとめなく考えることで疲れている脳。無意識の自動思考状態(マインドレスネス)の8割がネガティブな内容になる傾向があり、そのことがストレスに繋がっているそうです。まず、無意識の思考に「気づく」ことが大切です。気づくことで、無意識の思考と距離をおき、客観的な視点をもつことができます。自分の心を客観的に見ることができるようになると、不快な感覚や感情に振り回されることが減りますね。 私たちは、今現在のことよりも、過去を思い出したり未来を想像することに多くの時間を費やして過ごしています。マインドフルネスは、過去や未来ではなく、「今」という瞬間に常に注意を向けて、「あるがまま」を観察する「気づき」のトレーニング法。瞑想をはじめとして、あらゆる日常生活のなかで「今やっていることに、心をこめる」すべての行為がマインドフルネスになるのです。生活のなかで、気軽にいつでもはじめられるマインドフルネス。最初は一日10分、3分、1分からでも。3か月ほど、毎日続けることで脳の構造が変わってくるそうです。さっそく実践してみましょう!あぐらや蓮華座の座位で、一つひとつの呼吸を興味深く観察する瞑想法。目は軽く閉じるか半眼で一点を見つめるように。呼吸法は、鼻呼吸で息を吸うときにおなかがふくらむ腹式呼吸。呼吸するときのおなかのふくらみとちぢみに意識を向けます。別のことを考え出したら、そのことに気づいて、思考を手放し、再び呼吸に意識を向けます。歩きながら身体感覚に意識を集中させる瞑想です。身体の感覚を心のなかで実況中継する意識で観察してみましょう。足の裏で地面を感じたら「右」「左」と言葉で確認し
集中力が高まる、ストレスが軽減する、直観力やひらめきが増す、ありのままの自分を受けいれられる等、マインドフルネスにはさまざまなメリットが期待されています。自分の思考を客観的にとらえ、ストレスやネガティブな感情に左右されない穏やかで強い心を手に入れたいですね。
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ソース: tenkijp - 🏆 133. / 51 続きを読む »