12日に放送されたフジテレビ系トークバラエティー「酒のツマミになる話」(金曜後9・58)で、お笑いコンビ、霜降り明星の粗品(31)は「ユーチューバーいるじゃないですか。ユーチューバーが出てきた当初って『なんやねん、あいつら』『プロでもない、おもんないねん』って風潮だったじゃないですか。でも、最近ユーチューバー認められだしたというか、『すごい』『尊敬できる』って風潮になってるじゃないですか? いや、ユーチューバー…おもんないっすよね?」と真剣な顔で疑問を呈した。
MCを務めるお笑いコンビ、千鳥・大悟(44)は「芸人もおもろいやつとおもろないやつがおる。ユーチューバーも一緒」と、全員が全員面白くないユーチューバーではないと前置き。芸人とユーチューバーの決定的な違いについて、「わしらは舞台に立ってたやん」と切り出し、「千鳥だけを見に来ていない。違うのを見に来ている人を、わしらは笑かしてた。あの人ら(ユーチューバー)は自分だけを見に来てくれる人を笑かしてる。笑かし方の戦い方が違う」と持論を展開した。 放送後、SNS上でも論争となった。チャンネル登録者数200万人を超えるヴァンビは「YouTuberおもんなくない、芸人のがおもろい論争が流れてきたのでそれについて。正直まだこの話してんの?って思ってしまう話題ですが」とあきれつつ、「そもそも『面白い』って非常に幅広い表現だと思ってて、タイタニックのような感動して涙を流してしまう映画も『面白い』。ハングオーバーのような笑いに特化したコメディ映画も『面白い』。この2つの『面白い』を並べて笑えるという部分だけを引っ張り出してコメディのが面白いと言ってるようなものでそもそも比べるべきものではないと思う」と説明。
「YouTuberはいわゆる素人が自ら動画制作や企画などをセルフプロデュースして多くの視聴者をつけてきたことが強みであり、同じ素人だった人物が夢を掴んでシンデレラストーリーを体現してるのも面白さの一つだと思う。それを『人を笑わせる』という部分だけを抜き取って横並びにして芸人のがおもろいとか言ってるのがそもそもダサい」と私見を記した。 「喧嘩強いから俺のが偉いみたいな一方的な理論でいじめとやってることはほぼ変わらない。YouTuberが芸人さんをバカにしてるのは正直あまり見たことがない。しかし芸人さんがYouTuberをバカにしてるのはよく見る。俺はYouTuberとして自分ではない他のYouTuberがバカにされてても正直悔しいし、嫌な気持ちになる」と素直な心境をつづり、最後に「お互い別の『面白い』を持っててそれぞれにリスペクトがある世界になればいいなと思ってます」と締めくくった。
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