人はどこまで長寿になれるか「抗老化療法はSFではない」第一人者が語る老化研究の最前線

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年齢を重ねるごとに進む老化。この自然な流れを止めることはできないのでしょうか。老化研究の第一人者であるワシントン大学の今井眞一郎卓越教授のガイドのもと、老化・長寿研究のこれまでとこれからを辿っていきます。

「老化は治療できる病だ」という米ハーバード大学医学大学院教授で老化研究の第一人者でもあるデビット・A・シンクレア著の『ライフスパン LIFE SPAN 老いなき世界』は全米でベストセラーに。日本でも大きな話題になりました。ヘルススパンを長くする研究では、個々の臓器や細胞の老化を抑えることを目指します。ただし、この方法では、たとえ肝臓など特定の臓器の機能低下(老化)を抑えられたとしても、心臓などの別の病気になってしまう可能性は残ります。寿命(ライフスパン)を延ばせるとは限りません。

DNAは二重らせん構造をした長い糸のような形をしていることがよく知られています。しかし実は、細胞内では通常DNAは“糸巻き”のような丸いタンパク質の球(ヒストン)にきつく巻き付いています。この状態では、DNA上の遺伝情報を読み取ることはできません。私たちの体内でタンパク質が作られる際には、ヒストンを部分的にほどくことで、DNA上に保存されている遺伝情報を読み取っているのです。「研究の過程では『サーチュインは老化にとって重要ではない』との意見が上がり、大きな論争が巻き起こったこともありました。ただ私たちの研究室が2013年、メジャーなサーチュインである『SIRT1』が脳で多く働くようにしたマウスで、顕著に老化が遅れて寿命が延びたとの論文を発表し、これによってサーチュインの重要性は決定的になりました」(今井教授)今井教授らは、人間で言えば60歳ぐらいの老齢マウスに遺伝子操作を施し、視床下部にあるPpp1r17神経細胞のみを活性化させたところ、この老齢マウスは活発に運動するようになり、老化のスピード(年齢に応じた死亡率)も遅くなったといいます。何も操作を加えていないマウスと比べて、寿命も約7

 

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