全国公立文化施設協会主催の本公演では、衣装やかつら、化粧の様子などまで解説付きで見られる 『中村獅童のHOW TO かぶき』に加え、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』の4演目を上演する。陽喜くんにとっては初めての巡業。6月に歌舞伎座で『中村陽喜』として名のり初舞台を踏み、この巡業へと挑む。獅童は「6歳にしてはハードなスケジュールだと思います」と慮りながら、「公演を決める前に『6月からぶっ通しだけどやる?』と、日程や体力面なども含めて説明しましたが、本人がなによりも舞台に立つのが好きなので、すぐに『やる』と返事をしてきました」と伝えた。
獅童にとっても息子と初めて臨む巡業になり、そこへの期待感もにじませながら、「巡業ではいろいろなところに行って、夜みんなで食事に行ったり、お酒を飲んだりするのが楽しいんですけど、陽喜がいるとそうはいかない。ずっと父と子で一緒にいます(笑)」と本音も吐露。 続けて「僕はスナック巡りがすごく好きで。ママが作るお通しとかが大好きなんです。スナックで軽く飲んでお疲れ様というのが巡業の楽しみだった。でも、さすがに陽喜をスナックへ連れて行くわけにはいかない。どうしてもみんなと飲みたくなったら…種之助に預けようかな(笑)」と笑いを誘った。 『橋弁慶』では、弁慶を獅童、牛若丸を陽喜が務める。共演する演目『橋弁慶』について聞かれると、「この公演が決まる前から、陽喜が先生のもとで『橋弁慶』を習っていて、本人としてもすごく気に入っている踊り」と紹介し、「教わったとおりにのびのびとやってほしい。6月の名のり初舞台からこの巡業へと続くので、ケガや病気をせずにやりきってくれれば」と期待を伝えた。
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