中国政府が１０日、新型コロナウイルスの感染拡大後に停止していた日本への団体旅行を解禁すると発表した。旅行アナリストの鳥海高太朗氏は、「オーバーツーリズムの懸念がある」として、受け入れ体制の整備の必要性を訴える。円安の影響もあり、いわゆる「爆買い」や高級品の買い物目当ての中国人観光客が増加することが予想される。当初は都市部を中心に、航空便の増加に伴って次第に地方の観光地にも中国人観光客が訪れるようになり、宿泊業界や小売業界などは潤うだろう。
一方で、交通機関の過剰な混雑や、騒音などに代表されるオーバーツーリズムの懸念もある。今年の春先、海外からの観光客受け入れを再開した際には急激な外国人観光客の増加があった。受け入れ体制が伴っていなければ、全国で混乱が生じかねない。 航空便の数はまだコロナ前の水準に戻っていないため、即座に中国人観光客が増えることはないだろう。今後は春先の反省も生かし、航空業界が中国便の増便ペースを緩やかにするなど、徐々に受け入れ体制を整えることが望まれる。（聞き手 長橋和之）
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ソース: sakisiru - 🏆 33. / 63 続きを読む »