しかし、中国の情報技術の発展にはオープンソースプロジェクトが必要不可欠であり、「GitHubの代替となるサービスを構築する必要がある」とトービン氏は述べています。また、中国政府は他国の技術に依存せず、自国の技術のみでAIや5G通信といった世界最先端のハイテク技術を開発することを目標にしており、国産ソースコード共有サービス「Gitee」を基にしたオープンソースプラットフォームの構築に取り組んでいます。
テクノロジー関連ニュースレターInterconnectedの創設者であるケヴィン・ズー氏は、「Giteeの成功は、中国の内外から質の高いオープンソースプロジェクトを引き込むことができるかにかかっています。しかし、すでにGitHubなどのサービスを利用しているプロジェクトが、中国政府の規制を受けるGiteeに魅力を感じるかは疑問です」と述べています。 トービン氏によると、中国の多くの開発者は英語で書かれた最新情報ではなく、中国語に翻訳された古い情報を参照しているとのこと。このため、中国政府の規制を受けているものの、多くの最新情報が中国語で公開されるという点にGiteeの強みがあるとトービン氏は語っています。
なお、トービン氏が上海で働くソフトウェアエンジニアにインタビューしたところ、「グレートファイアウォールによる検閲の影響で、中国国内で得られる情報は限られています。中国以外の国でGoogleやWikipediaから得られる情報に比べて、中国国内のBaiduなどのサービスから得られる情報は質が低いです」と検閲されたインターネットに対する不満の声を漏らしていたそうです。
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