Innovation Dojo Japan LLC（本社：神戸市、共同創業者兼CEO ジョシュア・フラネリー、以下「Innovation Dojo Japan」）は、オーストラリア・シドニーに拠点を置き、世界大学ランキングトップ20にランクするニューサウスウェールズ大学（以下、UNSW Sydney）と、日本企業との研究開発・イノベーション関連のコラボレーションを支援する契約を締結したことを発表いたします。本取り組みでは、日本におけるUNSW Sydney専任のバイリンガル担当者を設置し、ビジネス開発のプロフェッショナルである渡邊麻梨紗氏がその任に就任します。Innovation Dojo JapanとUNSW Sydneyは、本取り組みを通じて、日本企業とUNSW Sydneyが輩出する多様なスピンオフ企業・新興企業のポートフォリオとの架け橋となりることで、様々なビジネス機会を創出していきます。とりわけ、再生可能エネルギー、新バッテリー技術、量子コンピューティングなどを含むUNSW...
例えば、UNSW Sydneyのスピンアウト企業であるDeCarice社の支援においては、同社幹部と日系企業大手複数社との面談機会を設け、事業連携に向けた交流を開始しています。同社は、ディーゼルエンジン車に水素ベースの電源を後付けすることを可能にするDUAL燃料システムを提供しており、最大90％の水素使用量に変換することに強みを有します。 また、本年3月に神戸市で開催されたテクノロジー・ショーケース・イベント（Innovation Dojo Japan主催）において、UNSW Sydneyのテクノロジーやスタートアップ企業は、日本企業のイノベーション部門や潜在的な投資家を前に技術を披露。発表したUNSW Sydneyスタートアップのうち１社は、最先端の量子コンピューティング企業であるDiraq社であり、すでに1億3500万米ドルのVCおよびR&D資金調達を実施しています。本イベント以降、国内大手企業やベンチャーキャピタルからさらなる関心を集めています。
なお、スタンフォード大学経営大学院の教授がまとめたリストによると、UNSW Sydneyはこれまでに8社のユニコーン企業を輩出しており、これはオーストラリアで最多を誇ります。世界的にもトップクラスのユニコーン企業の輩出実績を有し、今回の日本企業との新たな連携機能は、日本におけるグローバル・イノベーション・エコシステムの実現に貢献するものと期待されます。 「UNSWは、幅広い分野で世界トップクラスの研究能力を持ち、起業家精神も旺盛と言える。 日本はUNSWにとって重要なマーケットであり、Innovation Dojo Japanと協力し、経済的・社会的インパクトを促進するために、日本におけるパートナーシップを成長・強化できることを幸運に感じている。」
Innovation Dojo Japanのジョシュア・フラナリー共同創業者兼共同CEOは、「UNSWの研究、技術、人材に直接アクセスすることで、日本の技術発展に貢献できる可能性が非常に大きい。この提携が、すでに強固な日豪関係にどのような影響を与えるのか、今から待ち遠しい。」と語っています。 QS世界大学ランキング2024
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