世界一小さな「マイクロ写真」が19世紀に大流行した理由とは?

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世界一小さな「マイクロ写真」が19世紀に大流行した理由とは?(2014)

当時のダンサーの写真は高価な専用のスライドに載せる必要があったため、一般的に広まることはありませんでした。一方で、マイクロ写真に熱中していたパリの写真家のルネ・ダグロンは、簡単にマイクロ写真を扱う方法について思案した結果、その後50年以上にわたって使われるようになるスタノップ・レンズの開発に成功。単一の小さなレンズだけでマイクロ写真が見放題になるという彼のアイデアは、1859年に初めてマイクロ写真の特許を取得しています。その後ダグロンはスタノップ・レンズの国際的特許も取得したことから、世界中でスタノップ・レンズを内蔵した双眼鏡・ペン・レターオープナー・洋裁箱が作られるようになったとのこと。

さらにダグロンは、1台のカメラで複数のマイクロ写真を撮影できるカメラの開発を行っていました。初期のカメラはマイクロ写真を8枚撮影できるだけのものでしたが、1860年代の終わりには、片面だけで450ドットものマイクロ写真を撮影できるカメラの開発に成功したことから、ダグロンの製品は世界中から人気を呼び、1862年にはロンドンで行われた万国博覧会への出展も果たしています。 一般的にカメラは高級品でしたが、低価格で極小の写真が撮影できるスタノップ製品によって、人々は家族との思い出や休日の出来事などをマイクロ写真に収めて持ち歩くことができるようになり、世界中で大流行し始めました。カレンダーや宗教像の他に、男性を中心に女性のあられもない姿などを収めたマイクロ写真を持ち歩くことが多かったようです。

 

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