中学からウェイクサーフィンを始めました。ウェイクサーフィンのプロ選手である母が大会に出場している様子を見て、選手たちの技の格好良さに惹かれて自分もやってみたいと思うようになったんです。高いエアーや、波の方向に向かってジャンプしながら回転するアーリーウープなどに魅せられました。■普段はどこでどのような練習をしているのでしょうか。
海津市の長良川でウェイクサーフィンの練習をしています。平日は学校があり、放課後はバスケ部の活動があるので朝6時頃に練習をします。土日は部活が午前中にあれば午後に、午後の場合は午前中に練習をするといった感じです。 川以外の場所で練習をするときは、陸上でサーフィンの技をイメージする「陸トレ」や、体の奥を緩めて可動域を広げて体幹を鍛える「アクアチューニング」をして体の調子を整えたりしています。脚力アップの練習として、ジャンプボックス(長方形の箱に跳びのる)も行っています。■昨年は高校1年生にして、全日本選手権のサーフ、スキム(いずれも一般部門)、ジュニア・サーフの3種目で優勝を果たしました。快挙達成の感想をお聞かせください。
昨年の全日本選手権(11月)は、上位に食い込めばプロの資格(国内大会が対象)を与えられることもあって予選は緊張しましたが、自分の見せたいパフォーマンスを披露することができました。決勝は競技前に自分の好きな音楽を聴いて入念にストレッチをしたおかげで、落ち着きながら自信を持って思い通りの技を出せました。予選、決勝を通じて納得のいくパフォーマンスを発揮できたところに、自分の成長を実感できました。日本一になってプロになることを目指して頑張ってきましたし、親にも普段から練習に付き合ってもらっていたのでうれしかったですね。 ※全日本選手権の1カ月ほど前に行われた世界大会「ワールドチャンピオンシップ」(韓国)にも出場。スキム部門で2位に輝き、世界大会を対象とした大会でのプロ資格も与えられた。ワールドチャンピオンシップのスキム部門での入賞と、スキム部門のプロ資格を与えられた日本人選手は宇野さんが初めて!また、大会に出場するとさまざまな年齢の人がいて、コミュニケーションを取ることができます。海外の大会では、外国の人と英語で会話を交わすこともあるので、競技を通じて自分のコミュニケーション力が上がっていると感じます。これまではアマチュアの大会で戦ってきましたが、これからはプロとして世界で1番の選手になりたいです。自分が憧れている海外のトップ選手のようなパフォーマンスを見せられたらと思います。そのためにも、より一層練習に力を入れていきます。川の上でサーフィンの板の上に立ち、モーターボートにロープ(ハンドル・ライン)を手で持った状態から引っ張ってもらい、ボートが動くことで発生する引き波に乗ってジャンプしたり、回転技などを見せることでパフォーマンスの難易度を競い合います。サーフ・スタイル SURF...
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