鋭い打球は緑豊かな吾妻(あづま)連峰に向って伸び、そのまま左翼フェンスを飛び越えていった。福島市の県営あづま球場で22日開かれた、東京五輪ソフトボールの2戦目となるメキシコ戦。0-0で迎えた二回裏1死走者なしで6番、藤田倭(やまと)(30)。歯を食いしばった渾身(こんしん)のスイングで、「インコースの下のボール」を狙い打っての一発だった。米大リーグ・エンゼルスで活躍する大谷翔平と同様に投打の二刀流を貫く藤田は、「ソフトボール界の大谷」と称される。投げては日本のエース上野由岐子(39)と二枚看板。今大会はまだ投手としての出番はないが「早くマウンドに立ってみたいという気持ちもある」と気合を入れる。
道のりは決して平坦(へいたん)ではなかった。長崎県佐世保市出身。兄の影響で5歳でソフトボールを始め、平成21年、佐賀女子高から日本リーグの太陽誘電に入団した。当時から投打ともに評価が高かったものの、1、2年目はあまり登板機会に恵まれなかった。今年1月には、上野が所属するビックカメラ高崎に移籍。「憧れている上野投手の存在がだんだん強くなった。自分なりに考え抜いた結果」だった。金メダルを獲得した2008年北京五輪。決勝までの3試合を1人で投げ抜いた「上野の413球」をテレビで見ていた藤田にとって、上野は今でも偉大な存在だ。
ガンバレ!! 藤田選手😆😆
今回の五輪は特別。日本は当然応援する。ただこの1年間耐え抜いた選手たち全てにリスペクトします。
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