三菱電機 は納入先である鉄道会社、神戸製鋼所は納入先である自動車メーカーなどとの契約が本当に適正な内容だったのだろうか。筆者が言いたいのは、※画像はイメージです(Akarawut Lohacharoenvanich/iStock)
度重なる日本企業での品質問題を政府も国家の問題としてとらえる局面にある。神戸製鋼所の事案と同じ17年に発覚した日産自動車における完成車検査における不正問題を思い出してほしい。この不正は、無資格者が工場で完成車を検査しており、それが1951年に制定された道路運送車両法に基づく通達「自動車型式実施要領」に反していたというものだ。実施要領の内容をみると、亀裂や取り付けの緩みなどを確認するためのハンマーを用いた動力伝達装置の検査、窓ガラスの視認…といったもので、この無資格検査によって、品質不良のクルマを売った事例は出ていない。理由は明快だ。多くの日本の自動車メーカーでは「自工程完結」という発想を進化させ、品質は各製造工程で造り込み、下流工程に不良品を流さないという大原則がある。このため、最終検査段階で安全にかかわるような不具合が出ることはまずない。しかも、資格者になる要件が、法や通達で決まっているわけではなく、メーカー任せだった。海外ではこうした規制がないため、日産では同じ生産工程で製造するクルマでも、国内市場向けは出荷が止まり、輸出車両の出荷は止まらなかった。のではないか。技術革新の流れが速
品質管理 杉山武史 三菱電機社長辞任:日本の製造業「過剰品質」追求の病根は?
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