大会で優勝したばかりで、3日でアジアとリーグの2冠を獲得した。今季は女子版ACLプレ大会の1次リーグの影響で開幕戦が他クラブより遅れてスタート。序盤はコンディションが整わない中での戦いとなった。また1月には皇后杯準決勝でFW安藤梢とMF猶本光がともに左膝前十字じん帯損傷の大けがを負った。決勝ではPK戦の末にINAC神戸に敗れた。指揮官は「(試合の)次の日、(なでしこDFの)石川璃音はグラウンドで泣きながら練習していて。でも(その後)ふたを開けてみたら、(清家)貴子とかユズ(塩越柚歩)とか責任感をもって良く動いていた。それを見ていて非常にたくましくなったな」とチームの成長ぶりを感じたという。
チームの柱2人が抜けたことで、チームの中心となったのが、なでしこジャパンMF清家貴子だった。3月のリーグ再開後から、リーグ新の10試合連続ゴールを含む13試合で15得点。今季17ゴールで、得点ランク2位に8点差をつける大活躍を見せた。自身が中心となっての優勝となり「(決まった瞬間は)自分は叫んでしまうほどうれしかった。まだ2試合残っているけれど、いったんそれを忘れて喜びたい気持ちがあるほど、優勝を目標としていたので。ただただうれしい。それが一番です」と喜んだ。 リーグ優勝を達成し、来季から正式に始まる女子ACLの出場権を獲得した。楠瀬監督は「今回は中国が出ていなかった。この前の仁川もベストメンバーではなかった。かなりハードルが高い。欧州のCLを見ると、さらに上がある。せっかくサッカーをやっているのにさらに上があるのは悔しい」と意気込みを口にし、「それが世界に続くという可能性もある。そこまで行き着いてみたいなと思います」と現時点では実施予定はないが、女子版クラブW杯へのチャレンジを夢見ていた。
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