1964年東京大会以外の五輪でも、日本の作家は多くの言葉を残している。鎌倉文学館(神奈川県鎌倉市)は、2019年10~12月に特別展「オリンピックと文学者」でこれらを紹介した。現在も、一部をミニ特集として展示している(9月20日まで)。 同館によれば、谷譲次の「新世界順礼」が、日本の作家が五輪について書いた最初期のものだという。谷は出版社の特派員として欧州を巡り、28年アムステルダム五輪など旅での見聞を雑誌に寄稿している。谷は林不忘、牧逸馬のペンネームでも活躍した作家で翻訳家。「丹下左膳」の生みの親でもある。…….
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