その改造アパートは天井が低くて住人は膝をついて歩いていた NYC Department of Buildingsニューヨーク・マンハッタンのロウアー・イーストサイドにあるアパートの所有者が、一つの部屋を上下2階に分ける違法改築をしていたことが発覚した。報道によると、所有者は壁を追加して部屋を仕切るのではなく、「天井を追加」して立つこともままならない上下階に分けていたという。
天井の高さはわずか4.5フィート(約137センチメートル)。部屋を借りていた9人の住人は、身をかがめるか、膝をついて歩いていた。天井の配管に住人が頭をぶつけないよう、気泡シートを張っていたともいわれる。 ニューヨーク市建築局は8月17日、ヘンリー・ストリート165番地にあるアパートの701号室の登録所有者ジン・ヤー・リンに対し、10件の違反を通告した。ニューヨーク・ポスト紙によると、ジンがそのユニットを購入したのは2015年9月。購入時にいくら支払ったかは不明だが、住宅ローンの残高はわずか9622ドルだったという。天井の低い部屋と聞くと、映画『マルコヴィッチの穴』(7階と8階の間にある「7と2分の1階」の天井の低い部屋で働く主人公が、俳優ジョン・マルコヴィッチの頭のなかに入り込むという奇想天外な物語)を思い浮かべるが、ヘンリー・ストリート165番街のアパートを2階建てに改造していたのはジンだけではない。8月16日には、601号室を所有するシュエ・ピン・ニーも違反の通告を受けていた。広さ約59平方メートルの部屋を11室に分割し、寝泊りだけに使わせていたところ、ニューヨーク市のホットラインに苦情が寄せられて発覚した。電気配線や構造、配管を勝手に改造したとして、14万4000ドル以上の罰金を課された。スプリンクラーも未設置だった。ニューヨーク・ポストによると、シュエの間借り人たちは8月16日
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