日本初展示となる5つのイノベーションを披露するほか、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化や、より安全でスマートなモビリティのためのADAS、コネクテッド技術など ヴァレオ の取り組みを紹介する。今回、日本での初展示となるワイヤレス給電システム「 ヴァレオ Ineez（イニーズ）エア・チャージング・システム」は、約3kHzという超低動作周波数を使用することで、より軽量で、よりシンプルで、より安全なシステムとした。簡素化されたハードウェアにより、グリッドからバッテリーまで最高で93%の高効率を維持しつつ、より手頃な価格を実現するという。
このソリューションは、すべてのウォールボックス、あらゆる国のグリッド、全自動車とのグローバルな互換性を確保するように設計されており、対象となる電力出力 （7kW～22kW） に対してVehicle-to-Grid （V2G） 機能を提供するとしている。ヴァレオPredict4Range：バッテリとモーターの温度を適切に管理することは、車室内の快適さを保ちながら、車両の航続距離を延ばし、バッテリの寿命を維持するために不可欠という 日本初披露のソフトウェア「ヴァレオPredict4Range」は、EVの最も効果的なサーマルマネジメントを予測して実行し、走行距離を延ばすことを可能にし、急速充電の回数や時間を減らすとともに、バッテリの長寿命化に貢献するもの。
このソフトウェアは、外気温、風速、充電ステーションの地図、道路の登坂状況、EVのパラメータなどのリアルタイムデータを統合。また、毎日の車両の使用状況を考慮し、ルート、運転行動などの追加パラメータを使用して、リアルタイムの組み込み1Dシミュレーションモデルで熱管理戦略を正確に計算し、エネルギー消費を最適化する。これは、2023年9月に発表したオンデマンドでソフトウェアのソリューションとサービスを提供するヴァレオanSWerの好例としている。ADAS領域では、日本初披露のサーマルカメラは、2024年1月のCESでテレダイン・フリアーとの技術提携を発表し、世界最小かつ最も高感度な自動車グレードのナイトビジョンカメラとして披露されたもの。今回は暗室の中で実演を行ない暗視性能を体感してもらう。
このサーマルカメラは、あらゆる状況で歩行者などの交通弱者や動物、車両、道路端などの検出能力を飛躍的に高めるとともに、サーマルカメラの遠赤外線で感知したイメージと、可視光のカメラで捉えた画像を融合することで、可視化性能が向上し、LiDARやレーダーなどの他のセンサーと組み合わせることで、物体の検出能力を強化することができる。二輪領域では、日本での初披露となるヴァレオのアドバンスド・ライダー・アシスタンスシステム（ARAS）は、カメラとECUによって前方障害物警報や前方車両接近警報を出し、二輪車の安全性を高めて事故低減に貢献。ビジョンシステムの長所を生かして、車線逸脱防止支援システムや、道路標識認識システム、オートハイビームなどの機能も追加していく予定としている。日本初展示となる高周波（RF）通信用の2輪用テレマティクス制御ユニットは、2輪車にテレマティクス制御ユニットを搭載することにより、緊急通報、盗難時の追跡、フリーハンドでのインターネット通話、メンテナンスのモニタリング、フリートマネージメント、音楽などのエンターテインメント、ルート検索などさまざまな機能を提供。基本ソフトウェアなどを
Valeo イベント 人とくるまのテクノロジー展 2024 テクノロジー 安全
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