経済的に豊かなシンガポールは、国民の新型コロナウイルスワクチン接種を積極的に進めた結果、パンデミックと格闘する多くの国がうらやむほど高い接種率を達成した。シンガポールのワクチン接種会場で3月撮影(2021年 ロイター/Edgar Su)
経済的に豊かなシンガポールは、国民の新型コロナウイルスワクチン接種を積極的に進めた結果、パンデミックと格闘する多くの国がうらやむほど高い接種率を達成した。ところが、足元で新規感染者数と死者数は過去最高を記録。社会にとってさまざまなリスクが残り続けることを示唆している。「これから規制措置が次第に緩和されるとともに、シンガポールはもう2回か3回、感染拡大の波を経験するかもしれない。それまで死者数は恐らく増加し続ける。まだ、ワクチンを打っていない多くの高齢者が接種可能となるか、追加接種がより普及しない限りは」とシンガポール国立大学の疾病モデリング専門家、アレックス・クック氏は話す。 シンガポールは、幾つか存在するいわゆる感染ゼロ国の1つ。世界屈指の厳格な規制措置を実行し、新規感染者と死者を他国・地域よりずっと少ない数に抑え込んできた。こうした規制は、全人口550万人の大半が接種を終えてから、徐々に規制を緩めて経済活動を再開させる戦略の一環だった。ただ、当局が直面する問題は、特にデルタ株が世界的な主流となった後、どうやって高齢者や免疫力の弱い人々の感染急増を防ぐかにある。クック氏は「私がオーストラリアやニュージーランド、中国の政策担当者なら、シンガポールで起きた事態を調査・研究するだろう」と述べた。過去1カ月間の死者のうち、ワクチン接種を完了した人の比率は約30%。そのほとんどは基礎疾患がある60歳以上の高齢者だった。これは、高齢者と重病者ではワクチンで得られる防御力が低くなるという複数の臨床試験結果と一致する。
この1ヶ月で亡くなった方の70%がワクチン非接種てことだね
ワクチン意味なし
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