ワクチン以上に恐れるべきは、根拠なきワクチン危険論

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ワクチン以上に恐れるべきは、根拠なきワクチン危険論 ワクチンへの警戒が不要だとは言わない。だが今の時代、ワクチン以上に警戒すべきは、論拠が不足したまま流される極端なワクチン危険論だ

最近、非常勤講師を勤めている大学で、学生相手にこの時代のメディアリテラシーとは何かという話をしてきた。詳細な議論を省いて、ざっくりと要点をまとめると、京都大学の佐藤卓己教授(メディア史)の論を基に「曖昧な情報に耐える力」だと語っている。今回の新型コロナ禍は、われこそが真に有効な解決策を知っていると語る人たちの見本市となった。本書も例外ではない。

人間は曖昧さに耐えられず、すぐに分かりやすい解決策に飛び付く。「現場を知っている私の主張が正しい」「PCR検査を増やせば万事解決」といった話は山ほど出てくる。現実の社会はモデルよりも複雑であり、コロナ禍の「現場」は人の数だけ存在する。専門家を含め、むしろ分かっていないことは多く、威勢のいい言葉には何より注意が必要というのが、この間私が学んだことだ。 その意味で本書は帯からして「東京五輪は必ずできる」「科学に基づかない『コロナうそ』」といった断言のオンパレードで、なかなかに危うい。筆者の小川榮太郎はおなじみの右派論客である。上久保靖彦は2020年7月にコロナ第2波は来ないと「科学的エビデンスに基づく」知見から語っていた。なるほど、確かに本書の前半部分は、それなりの留保がつけられていて一見すると冷静な議論になっている。日本版CDC(疾病予防管理センター)の必要性など、賛同できる提案もあった。

しかし、である。本書が断言したことは、残念ながらいくつか大きく外れた。「全てのコロナは無症候の風邪」であるなら、社会はここまで混乱を起こさない。致死率は決して低くなく、警戒は必要だ。「日本人は集団免疫を得ている」とは、一時期流行したファクターX探しの解答なのだろう。彼らの考えに基づけば、20年のうちに世界中で新型コロナは収束しているはずだった。現実はそうなっていない。第3波を目の当たりにした今となっては、ファクターXによる「よって、コロナは大したことない」論より、医療資源の配分こそが必要な議論ではないかと思う。

 

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論拠が不足したまま流される極端なワクチン安全厨もヤバいとは思うけど

言いたい事は理解するが、実害を受けた関係者からすればなんの意味も持たないよな。

日本においては、水俣病をはじめとする日本政府の公害病や薬害訴訟における被害者への冷酷な態度を見ていれば危険論は当然。 この場合はワクチンそのものではなく推進する政府への不信が原因だが、実際に日本でワクチンを接種するなら切り離せる話ではない。

本来ワクチンの開発には年単位かかるわけで、突貫で作ったものが警戒されるのは当たり前 年単位はどんな副反応が出るか誰も分かっていない状況で「根拠なき楽観論」を振りかざす方が危険でしょ まずは老いた政治家が「優先対象」なので、バンバン打って安全性を示して下さい

右の人?保守系?の人が書いたコロナの書籍やネットの記事、 「科学を疑え」や「感染症の専門家を疑え」とかあって、 思想で解決しようとしてる感じがもうすげぇわけでして。 この書籍はアマゾンの新型コロナで検索すると必ず上位に出てくるが、やはりそうなのか?

ニューズウィークがいうなら危険かも? あと、朝日を要チェック!

そもそも、買う人いるの?

子宮頸がんワクチンにも言ってやって!

煽って煽って煽りまくるのはメディアの方々にとってそれが“飯の種”になるからね。 恐怖に駆られた人間ほど操りやすいものはない、政権批判や思想誘導、民意をコントロールしたい権威欲や社会正義が成せる技。

貴社の記事ですけどね。

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