baticaから、1000人近くはいる恵比寿LIQUIDROOMで行うまでに急拡大した。これまでに何度か足を運んだ記者は、このイベントの特異ともいえる盛り上がりを肌で感じ、東京のユース世代が熱狂するあらたなシーンの誕生に感銘した。「ぼくはイカついヒップホップらしいアーティストじゃないし、ヒップホップシーンではイロモノ扱いされたりもすると思うんですよ。でも『トキオシャーマン』は、本当になんでも受け入れてくれる。バンドセットでラップをするiida Reoくんをはじめ、出演者のスタイルもさまざまなんですよ。そして、出演者はもちろんお客さんも、ジェンダー、年齢、スタイルもバラバラだし壁がない。色んな人が楽しんで遊べる場所だと思います」。ジャンルレスに活躍の幅を拡げる(sic)boy が、“東京”をテーマに掲げる1stアルバム「CHAOS TAPE」を10月28日にリリースする。東京の街のカオスさをうたったニューアルバムは、今回もプロデューサーのKMとの共同制作。vividboooy、JUBEE 、LEX、Only...
「東京のカオスっぷりというのは、色んな人生を歩んできたさまざまな人たちが一同に会しているからのもので、それがあらためて面白いなって思ってテーマにしました。ぼくの楽曲にロックとヒップホップ両方の要素がしっかり入っているのは、プロデューサーのKMさんありきなので、引き続きお願いしました。KMさんはゴリゴリなヒップホップ界隈のひとのイメージだったので、去年の9月にはじめて連絡をもらって以来、会うまではビビってました(笑)。客演のJUBEEくんはKMさんからの紹介。Vividboooyは今年の1月に恵比寿baticaであった『TOP BOY』っていうイベントで知り合って、Only UとLEXはコロナ前、横浜でライブが一緒になることが多かったんですよ。Only...
そして、つづける。「これまで通りロックとヒップホップを混ぜたような楽曲も作り続けたいんですけど、いかにもヒップホップらしい曲も作りたいんですよね。意外って言われるんですけど、50セントとかもめちゃくちゃ格好いいなって思うんです。ぼくはいま歌モノが多くて、その方が得意なんですけど、エミネムとかロジックのような淡々としていて、そして上手いラップもしてみたいんですよね。今後も毎回違うアプローチで曲を作り続けていきたいです」。 撮影は不慣れだと話していたが、未来について語る表情や口調には自信がうかがえた。てんでバラバラのように見えるほど多様な音楽を好む彼の幅広い興味が結実した楽曲は、あらたなラップのシーンを切り開き、より多くのオーディエンスを獲得していくのだろう。
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