ヨーロッパ連合(EU)およびその主要国であるフランス、ドイツ、イタリア、そしてアメリカ、イギリス、カナダは2月26日、経済制裁によってロシア経済に打撃を与えるべく、国際的な金融情報通信ネットワークである「SWIFT」(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)からロシアの主要銀行を排除する方針で合意した。
同時にもう1つの強力な制裁手段として、ロシア中央銀行に対してドル資産などの外貨準備を事実上凍結することも明らかにした。ウクライナへの侵攻に端を発した欧米によるロシアへの経済制裁は、ついに究極の段階に近づこうとしている。SWIFTとは、金融機関同士が資金取引などに関するメッセージを交換するサービスを、国際的な情報通信ネットワークによって提供している組織だ。世界200カ国以上、約1万1000の金融機関を結んでいる。各銀行は中央銀行に口座を持っており、それらの口座を介して銀行同士での資金決済が行われている。他方、国際金融の世界では、「世界中央銀行」のような組織がないため、主要な銀行同士が「コルレス契約」を結び、お互いに「コルレス銀行」として資金をやり取りしている。
たとえば、日本の企業A社がアメリカの取引先B社に製品の輸入代金を支払う場合、日本のC銀行を通じてコルレス契約先のアメリカのD銀行に資金を送る。その時にC銀行からD銀行に対して、「B社の口座に100万ドルを払い込んでください」というメッセージが送られる。SWIFTは、こうした国際的な送金メッセージのやり取りを可能にしている。 かつてはテレックスを使って手作業でメッセージをやり取りしていた。しかし、送金の件数や金額が飛躍的に伸びていく中で、メッセージの送り方を標準化することで効率的なやり取りの必要性が生じた。そこで1973年にSWIFTが創設された。SWIFT自体は金融機関ではなく、決済システムでもないが、国際的なコルレス銀行網や決済システムを支える基本インフラとして世界的な金融機能を支えている。
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ウクライナ侵攻、揺らぐ民主主義 経済が盾に「インフレは追いはぎのように乱暴で、武装した強盗のように恐ろしく、殺し屋のように致命的だ」。歴史的な物価高騰の時代に米国を率いたレーガン元大統領が、就任前の1978年にこう語っていた。翌年に第2次石油危機が起き、イランの米大使館人質事件やソ連のアフガニスタン侵攻も重なった。米国の消費者物価は前年比2ケタの上昇が続き、金融引き締めの影響もあって80年と82年はマイナス成長に沈んだ。当時のムード I have been praying to God for an end to the war in Ukraine since the war started, it will surely end soon and there will be peace again in every home. Amen. ウクライナ侵攻、民主主義は独裁に勝つ、経済発展の土台。 クソ日経め!💢 「民主主義」と何の関係が?
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