ルノー・アルカナで巡る、キュレーターが推薦するパリのアートスポット|Pen Online

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【新着】ルノー・アルカナで巡る、キュレーターが推薦するパリのアートスポット

キーファーが最初に向かったのは、マレ地区。古い町並みは、一方通行の細い道が多く、有料駐車場も少ない。パリ特有のギリギリまで詰める縦列駐車がデフォルトの地域。サイズ以上にのびやかに見えるアルカナだが、こんなシチュエーションでも扱いやすい。駐車サポート機能も万全で、自車を俯瞰した映像を見ながら狭い駐車スペースにピタリと収めることができる。自動車の運転は、主に田舎の自宅周辺が多いというキーファーも「これならパリでも安心」と、アルカナの最新機能に感心していた。狩猟愛好家であった実業家フランソワ・ソメールのコレクションを基に1966年に開館した「狩猟自然博物館」。開館当初はこじんまりした博物館だったが、徐々にその規模を大きくし、現在は1651年に名建築家フランソワ・マンサールが手がけたゲネゴー館と、1705年に建てられたモンジェラス館という2つの建物で展示されるまでに拡張。猪、熊、鹿、兎、狼、鷹など、古来人間が狩猟対象としてきた動物、そして猟犬などを剥製や彫刻などでの表現。加えて狩猟の舞台となった森など美しい自然の風景を描いた絵画まで展示する。そんなクラシックな雰囲気の中に、現代のアーティストが

キーファーが注目していたのは、現代アーティスト、エヴァ・ジョスパンの企画展『ギャレリア』(開催中〜2022年3月20日)。「ルーヴルでもコミッションワークを展示したエヴァ・ジョスパンは、段ボールに彫刻を施した作品で知られています。緻密な彼女の作風は、今回の展示でさらに進化し、段ボールや木の枝にツタや貝殻などを組み合わせ、壮大な異空間をつくり上げています」とキーファー。「アントワープの現代アーティスト、ヤン・ファーブルによる小部屋など、ここにしかない特別な作品ばかり。自然と動物をテーマにした様々なアート表現に出合え、いつ訪れても発見があります」とお墨付きだ。ソルボンヌで美術史を学んだ学友だったというマリーと語り出すと話が尽きない。「ストルーク・ギャラリー」のある、美しいマティニヨン通りにアルカナのシルエットと鮮やかな色が映える。パリで、ギャラリーの多い界隈というと、長年、左岸サンジェルマンデプレの、美術学校近くの「セーヌ通り」あたりと、「マレ地区」と言われていたが、このところ急上昇中なのが、右岸の「マティニヨン通り」だ。大統領官邸、シャンゼリゼ、ブリストルなどの五つ星ホテルに挟まれるリュ

以前はサンジェルマン界隈にギャラリーを構えていたオーナーのローラン・ストルークがこの場所にギャラリーを移転させたのは10年前。ウォーホルなどのポップアートやバスキアなどを中心にしてきたのに加え、フィギュラシオン・ナラティヴ(物語的具象派)の流れを汲む、ロベール・コンバス、エドゥアルド・アロヨ、ジェラール・フロマンジェ、ジャック・モノリなどのアーティストも扱う。 キーファーの目的はギャラリーのディレクター、マリー・ラボルドのキュレーションによるフランス人若手アーティスト、ヴァランタン・ヴァン・デル・ムーレンの個展。ニュースやドキュメンタリーに使われた写真を元に描いたモノクロの油絵に、更に加工を加えた作品。写真本来のメッセージ性の意義を問う手法が特徴の作家だ。「一人ひとりのアーティストを大切にし、個展ごとに本格的なカタログを出版している画廊です。扱うアーティストに一貫性があり、どの展示も見応えがあります」とキーファー。次の個展は、アイスランド出身アーティスト、フィギュラシオン・ナラティブを代表するグドムンドゥル・エロを予定している。

ギャラリー前に駐まるアルカナを見て、キーファーは「この人目を集める鮮やかなオレンジ色と、SUVでありながら完全にクーペらしい特徴的なシルエットは、ポップアートのよう。目立つけれど、子どもっぽさはなく、はっきりと自己主張をする色なので、自分のスタイルに自信のある大人のクルマです」と語った。

 

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