ラガルド総裁、政策調整は「漸進的に」行うと明言-利上げ議論が過熱

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欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は7日、いかなる金融政策の調整も「漸進的に」行うと明言した。10年余りで初めてとなるECBの利上げを巡っては、議論が過熱しつつある。

「今後入ってくるデータへの注視を続け、中期的なインフレ見通しに対する影響を慎重に分析する」と発言。「政策を調整する場合は常に漸進的に行う」と述べ、拙速に結論を急ぐ必要はないとの認識を示した。Prices are surging faster than ECB predicted in December 記録的な高インフレの持続に直面したラガルド総裁は3日の記者会見で、タカ派色を著しく強め、年内の利上げについて可能性を排除しなかった。政策当局者は表には出さないが、新たな経済予測が公表される3月にも政策ガイダンスが変更されると考えている。

総裁は7日の欧州議会で、「とりわけ短期的に」物価の伸びが予想を上回る可能性があるとあらためて警告し、インフレ圧力が賃上げにつながったり、ユーロ圏経済のフル稼働回復が早まったりする場合にはそのリスクがあると指摘した。

 

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