国内の衣料品販売で核となる要素はいくつかありますが、現在その最も重要なものの1つに「高機能性」が挙げられると個人的には考えています。冬用の保温発熱、夏用の吸水速乾、軽量化、防シワ、撥水、防水透湿などが「高機能性」の代表例です。私自身も機能性衣料と普通の衣料品が同じ値段で売られているならほぼ機能性衣料を買うようになりました。理由は便利だし、何となく「お得感」があるからです。単に「風合いが良い素材で作りました」とか「高級な生地が使われています」という衣料品は昔に比べると売れにくくなっているように感じます。特に大衆向けとされる中価格から低価格ゾーンではその傾向が強いと感じられます。
また24年5月期第1四半期連結(23年6〜8月)も売上高130億1700万円(同10.3%増)、営業利益16億700万円(同66.2%増)、経常利益16億3500万円(同54.2%増)、当期利益10億5000万円(同52.8%増)と好調さを維持しており、24年5月期連結は3.8%増の売上高570億円を見込んでいます。特筆すべきは、影響を大きく受けたであろうコロナ禍の21年5月期、22年5月期に大幅増収増益を続けているところです。コロナ禍の21年度、22年度は一部を除いて多くのアパレル企業が業績を落としていることは広く知られていますが、その中にあって増収増益を続けているのですから世間的にもっと評価されてもよいでしょう。
また暖かそうな衣料品をまとめて「ハニぽか」として打ち出していましたが、それぞれの商品を見ると、起毛素材が使われて暖かそうな物や暖かそうな触感の生地が使われている物ばかりで、他社がPRするような「○○℃暖かい」といった具体的な機能性の表示は一切ありませんでした。 また無印良品ほどのナチュラル感もありません。強いて挙げれば今シーズンのアースミュージック&エコロジーは近しいテイストがあると感じますが、価格はアースよりも500〜1500円くらい安めです。安くて女性らしい女性服というところが女性に評価されているのではないでしょうか。商品デザインやテイスト、コーディネートに際立った個性がなく女性が好みそうな最大公約数の商品というふうに感じます。ちなみにハニーズは屋号で、店内には3つの独自ブランドの商品を展開しています。大人向けの「グラシア」、ノンエイジレディースの「シネマクラブ」、ヤングレディースの「コルザ」というラインアップですが、男性目線で売り場を見た限りにおいてはほとんど区別ができません。そして、3ブランドともにこれと言ったデザイン的な特徴のない服だと感じます。
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