6歳からカナダで過ごした南氏は、モルガン・スタンレー証券などを経て2005年にプロ野球に新規参入した楽天の球団創設メンバーとなった。その後、2009年に会員制転職サイトの「ビズリーチ」を創業。昨年、日本人としては史上初めて、ヤンキースのオーナーグループに加入した。
球団OBの松井秀喜氏にちなんで背番号55のユニホーム姿でマウンドに上がった南氏は「今回、ヤンキースのオーナーグループに加入をしていただく際にも、松井さんにも背中を押していただいたり、あとはやっぱりニューヨーク・ヤンキースの日本人としての歴史をつくってきた方だったので、今、日本人選手がヤンキースにいないので、また自分がマウンドに上がり、55番を見せることによって、日本人選手のみなさんがまたヤンキースに来てくれるんじゃないかなと、そういう思いで今回、55番を選ばさせてもらいました」と説明。投球は大きくそれてしまい「アメリカの球に適応するのに困って、ちょっと滑りました(笑い)。メジャーリーガーを志す日本人の投手の難しさと同時に自分もこういう挑戦を乗り越えて世界の舞台に自分の会社でも立ってみたいなっていうのが、今日の3万人、4万人いると思うんですけど、今のヤンキースタジアムのマウンドに立たせてもらって、これが1つ新しいスタートになったなら素晴らしい経験になったんじゃないかなと。もう1回投げたいですけど(笑い)。ここまで滑るとは」と苦笑いで振り返った。
始球式の事前の練習は日本ハムOBの斎藤佑樹氏に指導を受けたという。「神宮に屋内の練習施設があって、斎藤佑樹さんに教えてもらったんですけど、師匠に申し訳ない結果になってしまいましたが、一緒に教えてくださった方々とともに、ヤンキースタジアムのマウンドに上がれたことは、一生の宝ですし、次があるかどうかはわかりませんが、練習を頑張ってみたいなと思います」と笑顔。「同じ55番をつけた(ヤクルトの)村上選手をはじめ、日本人選手に来て欲しいという思いはやはりあるのか」と問われた南氏は「僕は特に編成には関わっておりませんし、なんの決断に関わることもないのですが、思いとしてはこのメジャーリーグのど真ん中のニューヨーク、そしてヤンキース、世界一のプロ野球団だと思ってますので、このチームが日本人選手が活躍することによって、1人でも多くの日本の野球少年が世界を目指す、大きな夢を志すことが増えるならば素晴らしいことなんじゃないかなと思っています」と期待した。
ヤンキースはア・リーグ東地区の首位を走っており、「オーナーグループに加入した今年が初年度だと思っていますので、初年度で優勝を勝ち取る、松井さんがMVPの2009年以来の、という思いもあります。ヤンキースのファンにとっては、この55番は特別な背番号だと思っていますし、ワールドシリーズMVPをとった松井さんの背番号を見ることでまたヤンキースが優勝するんではないかということで、ともに楽しみにしたいと思っています」と話した。 一方でドジャース・大谷のプレーについては「メジャーリーグファン、日本のプロ野球ファンとしては、大谷さんの活躍は同じ日本人として非常に勇気をいただきますので、世界で日本人が活躍できるんだと、日本人の方々が勇気を持って、いろんな業界でいろんな形で、世界を目指して挑戦する、そういうもののシンボルになっているんじゃないかなと思いますし、新しい時代の日本人に、世界でも活躍できるっていうメッセージを彼が進めてくれていると思っていますんで、いち野球ファン、いち日本人として、応援したいと思っています」とエールを送った。
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