MWCを主催する業界団体のGSMAは12日、「バルセロナとホスト国の安全と衛生環境に配慮して、MWCバルセロナ2020を中止した。コロナウイルスの流行や渡航不安といった状況の中で、同イベントを開催することは不可能になった」と発表した。GSMAはこれまでMWCは予定通り開くと説明し、今月9日の時点では、参加者の健康状態のチェックや会場の消毒を行い、直前の2週間に中国への渡航歴がある人の入場は認めないと発表していた。
しかし12日までに、アマゾンやエリクソン、フェイスブック、ソニー、インテル、シスコ、LG、ノキアといった業界大手が相次いで不参加を表明。特に、次世代通信規格「5G」機器を手がける欧州の大手ノキアとエリクソンが欠けたことは、大きな痛手だった。
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