序盤は4番手でレース展開。「荒れる展開を予想して、必ずもたつく瞬間が来る。そこに対応しながら、順位を上げるプランだった(吉永)」と、リレーをつないでいった。途中、中国が転倒し、3チームでレース。ただそこで「タッチがつながらなかった」と、思うような運びができなかったという。
18年平昌五輪後、元スピードスケート男子500メートル五輪銀メダリストの長島圭一郎氏がヘッドコーチに就任し、リレーでのメダル獲得を掲げ強化に励んできた。それだけに、初出場の宮田は「チャンスはあったけど、いかせずに悔しい」。小池も「個人もリレーも、世界との差を改めて見せつけられた」と唇をかんだ。 大会前には、充実の練習を積み表彰台に向けても自信も伺わせていた日本代表。だがこの結果を受け、菊池は「日本の底力を上げていかないと、ショートトラックの未来、ジュニアの世代につなげられない。それくらいの危機感を持ってやっていきたい」と悲壮感を漂わせた。ただまだ、順位決定戦を残す。最後まで、力を出し切る。
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