メタバースはインターネットのユートピアなのか、現実の悪夢なのか?

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メタバースはインターネットのユートピアなのか、現実の悪夢なのか? (武邑光裕) ──誰もがメタバースの幸福感を共有しているわけではない

Facebookは2021年10月28日、社名を「Meta」に変更した。これは次世代VR環境である「メタバース」の様々な可能性に、Facebookが本格的に参入することの強い意思表明だった。Web 1.0が情報をつなぐインターネットで、Web 2.0が人をつなぐソーシャルメディアだとすると、今まさに到来しているWeb 3.0は、人、場所、モノをつなぐものだと考えられる。

ある意味では、デジタルな生活が物理的な生活に追いついてきている。それは、2次元から3次元環境への「脱却」を意味しているのかもしれない。人、場所、モノは、物理的な世界にあるだけでなく、VR環境や合成環境にある場合もある。ただ、メタバースはまだ黎明期である。今から約30年前の1992年、ニール・スティーブンソンのSF小説『スノウ・クラッシュ』が出版され、主人公たちはコンピュータ上に構築されたVR環境を「メタバース」と呼び、その中で彼らは第2の現実での活動を行なっていた。 「メタヴァース」という言葉が生まれたSF小説『スノウ・クラッシュ』の著者、ニール・スティーブンソン。写真は2019年、ロングナウ財団で講演するニール・スティーブンソン氏 Christopher Michel

主人公ヒロは、「ピザの配達人」として生計を立てていた。ピザを配達し、30分以内にピザが受取人に届かなければ、マフィアのような搾取工場との契約により死刑を課せられてしまう。そんな彼らも仕事を終え、メタバースの世界に参入すれば、明るい大通りを歩くことができ、主人公たちは第一世界で貯めたお金で買った立派な大きな家を持っていた。そこは第一の現実の過酷さを忘れることができる場所だった。 サイエンス・フィクションは、ディストピア的な未来を描くことが多い。しかし、そのような物語よりも興味深いのは、かつてのディストピアが、今や技術革新の主役たちによってポジティブなビジョンとして売られていても、大きな驚きや恐怖を感じることはない、ということである。現在のピザ配達人はライダーと呼ばれ、配達にかかる時間は10分以内をめざしている。マーク・ザッカーバーグは、ソーシャルメディア企業の社名変更だけでなく、ARやVR分野への関与を強めることで、具体的なアイデアを大々的に宣伝している。「メタバース」を目指すのはFacebookの創業者だけではない。最近では、テンセントなどの企業もVR化された未来の計画を発表しており、カリブ諸島の国バルバドスは、2022年にメタバースで初のデジタル大使館を開設したいと宣言している。

 

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メタバースはザッカーバーグの夢でしょうね。GAFAはその初期アイデアと膨大なサーバーを抑えることで大きくなったのですからね。でも、ネット(回線)が無限の荒野のように広がった未来では、GAFAは消えて無くなっているでしょうから。

何で遊べないゲームをしようと思うのかw そしてセカンドライフにトヨタが金出したのを考えろw 遊びたいユーザーと金儲けのネタが欲しい企業を繋げるシステムに 現実以上の何かが必要か?

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