【メキシコシティ=清水孝輔】メキシコ銀行(中央銀行)は15日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き上げて10.5%にすると発表した。利上げ幅は4会合連続で続いた0.75%から小さくなった。減速は今回の利上げ局面で初めて。利上げを0.5%に縮小した米国など主要国と足並みをそろえた。
利上げは13会合連続だった。中銀の5人の委員のうち4人が0.5%の利上げを支持した。残りの1人であるヘラルド・エスキベル副総裁は0.25%の利上げを主張した。中銀は「2022年と23年のインフレの見通しはおおむね減速している」という見方を示した。 米連邦準備理事会(FRB)は14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを決めた。欧州中央銀行(ECB)や英国、スイスの中銀も15日に利上げの減速を決めた。FRBが利上げを減速したのを受け、メキシコの中銀も0.5%に利上げ幅を縮小するという見方が強まっていた。今後は中銀が利上げを停止する時期が焦点となる。中銀が民間銀行など36機関の予測をまとめて1日に公表した調査では、23年末時点の政策金利の見通しは10.25%だった。市場では23年には中銀が利下げに転じる可能性があるという見方がある。
メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が8日発表した11月の消費者物価指数は前年同月比で7.8%上昇した。5カ月ぶりに8%を下回った。中銀は15日、インフレ率のピークは22年7~9月期だったという見方を示した。インフレ率が政策目標の上限である4%を下回るのは24年1~3月期になるという見通しだという。 市場はすでに0.5%の利上げ幅を織り込んでいた。メキシコ大手銀バノルテはINEGIが11月のインフレ率を発表した翌日、中銀が15日の会合で0.5%の利上げを決めるという見通しを示した。米シティグループ系のバナメックスが6日に公表したリポートでは、調査対象の市場関係者33人全員が0.5%の利上げを予想していた。
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