これがイギリスのメイ首相にとって、本当に終わりの始まりになるのだろうか。
ブレグジット(イギリスのEU離脱)危機を悪化させ、政治生命の終焉を何度もささやかれつつもあらがい続けてきたメイ。だからこそ、今後も首相の座に居座り、忌み嫌われている自身の離脱案をゴリ押しするつもりだろう、と勘繰りたくもなる。メイは同日、与党・保守党内の有力グループと会談。6月第2週に行う離脱協定法案の採決の後、辞任の日程を決めることを承諾したという。退路を断ったメイは、3度にわたり否決された離脱案の可決を再び目指す。今度こそ離脱案を可決させたいメイではあるが、最大野党・労働党のコービン党首との離脱案をめぐる協議は5月17日に決裂した。コービンと交渉を続けてきたのは、自身の保守党内のブレグジット強硬派が、執念深くメイの離脱案に反対し続けるからだ。そこで労働党を取り込もうと、メイは彼らの要求に沿うようEUとの関税同盟のような条項や、雇用保護などを加えることを提案していた。
だがこれでは、コービンにとっては全く物足りない。彼自身も「ブレグジットの国民投票の再実施」という選択肢以外のあらゆる提案に反対するよう、労働党内から圧力をかけられている。この状況では、4度目の否決の運命は避けられそうもない。保守党の低迷で、離脱派の旗を振るファラージュ党首率いる政党、その名もブレグジット党が票を急激に奪っている。最近のある世論調査によれば、保守党の支持率はほぼ全ての主要政党に抜かれて5位。 欧州議会選挙は一般的に抗議票の意味合いが強く出やすいものだが、もっと懸念されるのはサンデー・テレグラフ紙の世論調査だ。それによれば、欧州議会選挙ではなく英議会選挙を想定しても、保守党は労働党、次いでブレグジット党にも抜かれて3位に落ちる可能性があるという。
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