ミャンマー、軍政と反体制派がSNS上で「情報戦争」 国民の心つかむのはどちらか

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ミャンマー国内で主流のSNSフェイスブックは、クーデター以来、ミャンマー軍のアカウントを停止した。これに対し軍は数千人の兵士を動員し、一般に「情報戦」と呼ばれている行為に従事させ…… ミャンマー SNS ニューズウィーク日本版

ミャンマーの軍事政権が街頭での抗議行動の沈静化を図る一方で、ソーシャルメディア(SNS)上でもそれと並行する戦いが展開されている。写真は道を挟んでにらみ合う警察と軍事クーデターに反対する人々、3月にマンダレーで撮影された提供写真(2021年 ロイター)

ミャンマーの軍事政権が街頭での抗議行動の沈静化を図る一方で、ソーシャルメディア(SNS)上でもそれと並行する戦いが展開されている。軍事政権の戦術に詳しい8人の情報提供者によれば、同政権側ではフェイク(偽装)アカウントを使って反対勢力を批判し、「国家を不正選挙から救うために権力を奪取した」というメッセージを強要しているという。 オンラインプラットフォームとしてミャンマー国内で主流であるフェイスブックは、2月1日のクーデター以来、ミャンマー軍のアカウントを停止した。これに対し軍は数千人の兵士を動員し、一般に「情報戦」と呼ばれている行為に従事させている。軍関係者4人を含む上述の情報提供者らが明らかにした。

彼らがロイターに明かしたところでは、ソーシャルメディア上での運動は、軍による全般的なプロパガンダ作戦の一翼を担っている。国民に軍事政権の見解を拡散するとともに、反政府勢力を監視し、オンライン上で裏切り者として攻撃するのが任務だという。 ニイ・スータ大尉(31)は2月末に軍を離脱し、反政府勢力に身を投じた。ニイ・スータ氏は「兵士らは偽装アカウントを複数開設した上で、特定のコンテンツ領域や論点で投稿するよう命じられる」と語る。「彼らはオンラインでの活動を監視し、(反クーデター側の)オンライングループに参加して、その動きを見張っている」という。SNSにおける戦術について軍事政権の広報官に繰り返しコメントを求めたが、回答は得られなかった。広報官は9月、国軍が所有する「ミャワディ・テレビジョン」で、国内情勢に関する「フェイクニュース(偽情報)」を拡散しているとしてメディア企業グループと反政府活動家を非難した。「タッマドー」と呼ばれる国軍は、文民指導者であるアウン・サン・スー・チー氏を失脚させてから9カ月、街頭での抗議行動を鎮圧する一方でオンラインでのキャンペーンを推進。同氏が率いる国民民主連盟(NLD)が、不正により2020年11月の選挙に勝利したと主張している。ただ国際的な選挙監視団は5月、投票は公正に行われたと報告している。

 

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