昨今、マンガアプリ各社が「待てば無料」のビジネスモデルを展開している。ユーザーにとってもメリットのあるサービスであり、多くのアプリが乱立する中で、差別化を図る施策としても機能している。
マンガアプリとしては後発ながら、2021年には業界トップとなったピッコマを展開する株式会社カカオピッコマ常務執行役員の熊澤森郎氏は、「ピッコマに限らず、マンガを購入するユーザーは確実に増えています」と語る。 ピッコマがサービスをスタートした2016年は、悪名高い海賊版サイト「漫画村」が跋扈し始めた時期だった。それ以前より音楽や動画など「ネットコンテンツにお金を払いたくない」文化が根付いていたことも、海賊版サイトを増長させていた原因の1つに考えられる。 しかし、面白いマンガは続きが気になるもの。さらに昨今では、アニメやドラマの「イッキ見」というカルチャーも定着している。忙しい現代人にとって時間は貴重であり、その作品が面白ければ「お金を払っても読みたい」というモチベーションも高まる。「最近の生活者インサイトとして『失敗したくない』というのがあります。たとえば映画を見て面白くなかったら、その2時間が無駄になってしまったことがとても悔しい。日々忙しい中、ある程度は満足度を担保した上で、コンテンツに時間とお金を費やしたいというニーズも高まっているように感じます。アプリゲームなどのビジネスモデルであるフリーミアム(基本サービスや製品は無料、より高度なサービスや機能は課金制)の発想は、コンテンツにおいても重要になっているように感じます」(熊澤氏)昨今、出版業界では『静かなるドン』の大ヒットが大きなニュースとなった。1988年~2013年にマンガ雑誌で連載された同作だが、2020年に電子コミックで6億円の売上を記録したのだ。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: denfaminicogame - 🏆 14. / 68 続きを読む »
ソース: denfaminicogame - 🏆 14. / 68 続きを読む »