プロボクシングのＷＢＣ世界バンタム級王者の中谷潤人（２６）＝Ｍ・Ｔ＝が１３日、東京・江東区のＷＯＷＯＷ辰巳放送センターでテレビ収録に臨んだ。２２日午後９時からＷＯＷＯＷライブで放送、ＷＯＷＯＷオンデマンドで配信される『エキサイトマッチＳＰ』での２月２４日の前戦（東京・両国国技館）の収録にゲスト出演。自身の試合を〝セルフ解説〟した。
初防衛を目指していた王者のアレハンドロ・サンティアゴ（メキシコ）に６回ＴＫＯ勝ちし、世界３階級制覇を達成。次戦については「夏頃に防衛戦になるのかな。そこに向けてしっかりと作っていければ」と語った。ＷＢＣ１位のビンセント・アストロラビオ（２７）＝フィリピン＝との指名試合が有力だ。 バンタム級はＩＢＦ王者のエマヌエル・ロドリゲス（３１）＝プエルトリコ＝には５月４日にエディオンアリーナ大阪で、同級１位の西田凌佑（２７）＝六島＝が世界初挑戦。２度目の防衛を目指すＷＢＡ王者の井上拓真（２８）＝大橋＝は５月６日に東京ドームで、同級１位の石田匠（３２）＝井岡＝の挑戦を受ける。同興行でＷＢＯ王者のジェーソン・モロニー（３３）＝オーストラリア＝には、同級５位の武居由樹（２７）＝大橋＝が世界初挑戦。西田と武居が勝てば日本選手４人が４団体の世界王座を分け合う。
中谷は「やっぱり盛り上がると思いますし、そういう状況になれば統一に向けて、日本人同士だと（統一戦が）やりやすい可能性もある。そこらへんも楽しみではあります」と５月に動きがある他団体王者らの動向を気にした。「統一戦をしたい気持ちはすごくある。そこに向けて一つ一つ頑張っていきたい。バンタム級で統一戦をして、体重もだんだんきつくはなってくると思うので、（階級を）上げていくっていうことも可能性としては十分にある。そのへんを見据えながら頑張っていきたい」と決意を述べた。 プロ戦績は中谷が２７戦２７勝（２０ＫＯ）、サンティアゴが３７戦２８勝（１４ＫＯ）４敗５分け、アストロラビオが２３戦１９勝（１４ＫＯ）４敗、ロドリゲスが２５戦２２勝（１３ＫＯ）２敗１無効試合、西田が８戦８勝（１ＫＯ）、井上が２０戦１９勝（５ＫＯ）１敗、石田が３７戦３４勝（１７ＫＯ）３敗、モロニーが２９戦２７勝（１９ＫＯ）２敗、武居が８戦８勝（８ＫＯ）。（尾﨑陽介）
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