ホンダの米国法人(米国ホンダ/米国アキュラ)は、同市場に投入する2代目「NSX」として最後となるアキュラ「NSX Type S」の生産を開始したことを2022年1月21日(現地時間)に発表しました。ホンダの高級ブランドとなるアキュラは、2021年8月に開催された「モンテレー・カー・ウィーク」でNSXタイプSを世界初公開しています。NSXタイプSは、フロントロアスポイラー、サイドシル、リアデッキリッドスポイラー、ディフューザーなどにカーボンファイバーを採用。カーボンルーフを標準装備することでデザイン性だけでなく、車体上部の軽量化による低重心化も実現しました。カーボンエンジンカバーの下には、アキュラ史上もっともパワフルな3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと3モーターのSPORT HYBRID SH-AWDの改良版を搭載します。
改良部分は、燃料噴射装置(流量が25%増加)、インタークーラー(放熱量が15%増加)、「NSX GT3 Evo」と共通のターボチャージャー(ピークブースト圧が15.2psi.から16.1psi.へと5.6%増加)などに及びます。 さらに、モーターに電力を供給するIPU(Intelligent Power Unit)をより効率的に使用することで、バッテリー使用可能容量が20%、出力が10%向上。最高システム総合出力600hpと最大トルク492lb.ftを発揮します。
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