この1台限りのモデルは、2003年に誕生したベントレーのグランドツアラー、『コンチネンタルGT』の20周年を記念するものだ。ベントレーがフォルクスワーゲングループ傘下となってから、初めて発表した完全新設計モデルが、初代コンチネンタルGT。市場に新たなセクターを確立した、と自負する。
2003年に英国クルー工場でラインオフしたコンチネンタルGTの第1号車は、サイプレスグリーンのボディカラーをまとい、サドルレザーにバーウォルナットのウッドパネルを装備していた。この第1号車(VINナンバー20001)はベントレーが所有する貴重な1台として、ヘリテージコレクションのガレージに保管されている。 このVINナンバー20001からインスピレーションを得た1台限りのコンチネンタルGTスピードが、ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングで初公開された。この記念すべき1台はすでに販売され、ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングでオーナーに引き渡された。1台限りのコンチネンタルGTスピードには、サドルレザーとバーウォールナットパネルを、初代同様に装備した。一方、リッチなサドルカラーは、「スペシャルグリーン」のアクセントハイドで引き立てられ、コントラストカラーのステッチが全体に施された。フェイシアとウェストレールには、オープンポアのダークバーウォールナットとハイグロスのダークバーウォールナットの2種類の仕上げを実施。サイプレスのピンストライプが、インテリアとエクステリアをつないでいる。
「ブラックライン」、「ツーリング」、「スタイリング」の各仕様には、ポリッシュドブラックのエクステリアブライトウェア、カーボンファイバー製フロントスプリッター、サイドスカート、ディフューザー、トランクリップスポイラーなどが装備される。テクニカル面での機能強化も図られた。 セルフレベリング機能付きのマリナーホイールバッジが、ダークグレーサテンの22インチスポーツホイールに組み込まれた。インテリアには「ネイム・フォー・ベントレー」のオーディオとローテーションディスプレイが装備される。パーソナライズされたトレッドプレートには「20 years of the Continental GT by Bentley Mulliner」と記された。フェイシア、センターコンソール、アウターシルには、2003年と2023年のコンチネンタルGTのアウトラインが描かれている。
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