CXプラットフォーム事業のプレイドは、Web接客ツール「KARTE」の機能やアプリケーションをAIの支援で開発できる「KARTE Craft」の一般提供を始めたと4月17日に発表した。KARTE Craftで開発した機能を既存の自社システムや活用する外部サービスと連携をさせることで、開発・運用コストを抑えながら自社サービスやサイトをより顧客起点なものに進化させることができる。
KARTE Craftは、KARTEのリアルタイム解析データをトリガーにした独自の機能やアプリケーションをすばやく開発できるPaaSで、アプリケーションを作成、実行するプラットフォームとツールを提供する。2023年7月から提供したβ版は9カ月で利用企業数は50社を超え、任意のプログラムを実行できる「Craft Functions」にリアルタイム集計用データベース機能「Craft Counter」などを追加してきた。 Craft Functionsのテンプレート数は60超と提供当初から10倍に増え、エンジニアやテクノロジーに強いマーケターはさらに手軽に素早く独自機能を開発できるようになった、AIによるプロダクト活用支援の新機能「Craft Functions Copilot」も提供する。使い方や機能開発に関する質問をすると、その回答やコードの改善提案がリアルタイムで行われるので、エンジニアはより効率的に機能開発を進めることができる。
金融機関など国内エンタープライズ企業を中心に、高水準のデータセキュリティとガバナンスが求められていることを受けて、新たに「日本リージョンオプション」の提供を開始する。このオプションによってエンタープライズグレードのセキュアなシステム連携や高度な機能を必要とする企業は日本国内でのデータ処理が可能となり、KARTE Craftを安全・安心に利用することができる。
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